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実はかわいい!茨城弁の特徴♡
近頃、有村さんが演じたNHKの連続テレビ小説『ひよっこ』の効果で注目を浴びている茨城弁ですが、どのような特徴があるのでしょうか。
『主な特徴として、ひとつは、「か行・た行」が濁音化するというもので、語中や語尾に「か行・た行」がくると、標準語では清音で発音されるべきところを濁音で発音される[注釈 1]。もうひとつは、「イとエの区別が無い」というものがあり、エがイの発声に近いイとエの中間音で発音され(もしくは、イとエの発音が逆転する)、特定の語に適用されることなくイとエを含む言葉すべてに適用される[注釈 2][1]。』(Wikiペディアより引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/茨城弁)
このような特徴があります。たとえば、「肩、叩いてあげるよ」という言葉を茨城弁で表現すると、「かだだだいであげるよ」となるように、標準語では濁った発音をしない音をあえて濁らせて発音するという特徴があります。
また、「家に帰らなきゃ」という言葉を発音する場合は「ええにかえらなぎゃ」となり、「イ」と「エ」の発音の区別が標準語に比べて、はっきりしていないという特徴が挙げられます。
「色鉛筆」という言葉も茨城弁に変換すると「えろいんぴつ」となり、一度耳にしただけでは聞き返してしまうこともあるかもしれません。
思わず胸キュン!茨城弁のかわいい言葉♡
いいがらこっち来いよ(いいからこっち来いよ)
「いいからこっち来いよ」という言葉を茨城弁で発音すると、カ行が濁って発音されるため「いいがら」に変換されます。濁音に変わることで少しなめらかな印象に変わった気がすると思います。
「いいからこっちこいよ」と標準語で言われると、少し強い口調に聞こえてしまいがちです。しかし、茨城弁のイントネーションで「いいがらこっち来いよー」と言われると、ほっこり笑えるような言葉に早変わりします。
おめのごどが頭がら離れねえ(お前のことが頭から離れない)
「お前のことが頭から離れない」という言葉を茨城弁で話した場合、先程とは逆に強い印象を受けるようになります。
なぜそのような印象を受けるのかというと、「離れない」という言い切りで終わる単語が、茨城弁で話すことによって「離れねぇ」と、崩した表現に変わっているからではないでしょうか。
同じ言葉を表現していても、このように語尾が変わるだけでまた違った印象に変わります。聞き慣れた言葉も茨城弁で言われると、なんだかときめきますね。
おめのごどが好ぎだがら(お前のことが好きだから)
こちらの言葉は茨城弁で表現すると、カ行の濁音が強調されて、標準語に比べて「ものすごく好き!」という印象を強く受けると思います。
濁音の濁りと、特徴的なイントネーションから、関東圏に住んでいる人にとっては最初は聞き取りにくいことがあるかもしれません。しかし、「好きって言ってるんだっ!」と分かったときの嬉しさは標準語の比ではありません。