元カレと復縁したい人におすすめの復縁本♡
『ノルウェイの森』
今や世界的に有名となった、村上春樹を世に知らしめた記念碑的作品です。村上春樹といえば、毎年のようにノーベル文学賞候補に名前が挙がる小説家ですが、比較的ベタな恋愛要素が盛り込まれた作品も多いです。
中でもこの『ノルウェイの森』は村上作品の中でも最も純度の高い恋愛小説として、その地位を確立しています。「ココロの潤いに相反し、乾ききったカラダを慰め合うふたり」という少しオトナな恋愛模様を疑似体験することができる貴重な作品です。
これを読めば、どうして彼氏とうまくいかなかったのか、その理由がじわじわと心の底から滲みだしてくるでしょう。何故なら、この美しい小説には自己内省を促す、「リアルな非日常」が余すことなく表現されているからです。
自分のどんなところがいけなかったのか、その現実と向き合うことができた時、きっとあなたの隣にはいるべき人がいるでしょう。
『人を動かす』
数多くのビジネスマンを釘付けにした、人心掌握のバイブルとも呼べる名著です。デール・カーネギーの著作を広く読んだ人間には理解できると思いますが、彼の伝えたいことは常に一貫しています。
とにかく「愛される」仕草や、発言を心掛ける。これに尽きます。要約すれば、このたった一言で済む内容を、豊富なボキャブラリと具体例を交えながら、愉快な読み物に仕立て上げるその手腕は素晴らしいです。
デール・カーネギーのエッセンスを詰め込んだ本書を熟読することで、復縁したい元カレはもちろん、どんな男のハートも掴むことができるようになるでしょう。何しろそこには、「愛される」ための法則が事細かに伝承されているのですから。
『スロウハイツの神様』
今をときめく女流作家、辻村深月の代表作です。舞台は多種多様なクリエイターが集う「スロウ・ハイツ」。正に現代版「トキワ荘」とでも言ったところでしょうか。
個性豊かなキャラクターが織り成すコミカルな群像劇は元より、ヒロインである気の強い脚本家と、奥手な天才作家が奏でる、もどかしくも愛おしいプラトニック・ラブは正に必見モノです。
作中に細かく散りばめられた伏線も、最後はきっちり回収され、心地よい読後感を得ることができます。物語中ではお互い好き合っているにもかかわらず、最後の一歩が踏み出せない、そんないじらしいふたりの心理状態がディティールに至るまでしっかりと描写されています。
地理的な距離や社会的立場が原因で一度別れはしたものの、まだ未練を残しているという自覚がある女性は迷わずこの本を手に取って、ぜひ復縁に向けて一歩踏み出す勇気をもらってください。