結婚祝いのお返しの金額の考え方
一般的な考え方は基本的にお祝をいただいた金額の「半返し」です。ただ難しいのは地方によって風習や習慣があるという事も頭に入れておきましょう。
例えばこれは主に近畿地方の一部で見られる習慣ですが結婚祝いに現金を封筒に入れていただいた時、その場でいただいた額の1割をお返しする「オタメ」といわれるものであります。
京都ではお祝を持参する際にも正式な服装と渡し方で行う事も少なからずあります。
また最近は昔に比べて偏りはありませんが、関西では自宅にお祝を持参し関東では挙式の際にお祝を持参する傾向が強くあります。
分からない場合は親や仲の良い親戚に聞いて確認をとる事をおすすめします。
まずは親戚や職場の上司に半返ししよう
とりあえず半返しで用意をすればよいというのは半分正解で半分間違いです。正しい知識をつけておかないと失礼にあたる場合もありますのでご紹介します。
まずは上司や親戚に半返しをすると、感謝の気持ちを表すはずのお返しで相手を逆に恐縮させてしまう程の高額なお祝をいただいた時はお返しは3分の1までに抑えて感謝の気持ちをしっかりと伝えましょう。
例えば手書きの手紙を書いたり、直接電話での連絡をとって感謝を伝えたり、新婚旅行のお土産を直接持っていきお礼と挨拶をしに行くなど金額にこだわるよりは行動であらわす方が伝わりやすいです。
次に目下の方にいただいた場合の金額相場です。例えば職場の後輩、部下などにいただいた場合は同等の金額でお返しするのが好ましいとされています。
例えば1万円をいただいた場合は¥8.000~¥10.000の品を選ぶとよいでしょう。
職場や友人などに複数人の連名でいただいた場合は可能であれば金額を人数で割りその金額の半額のお返しを1人ずつ分けてお渡しするというのが一番丁寧で確実です。
結婚祝いのお返しを贈る期限はどれくらい?
挙式の時にいただいても、結婚式前に籍を入れたタイミングでいただいても1か月以内を目安として、無理のない程度に出来るだけ早いほうが無難です。
挙式や籍を入れた直後は色々と手続きや、報告などで忙しくなりお祝いをくれた人を全員覚えておくのは大変です。
貰った時点で名前や金額、住所などを記載したリストを作成することをおすすめします。
そうすることで贈り忘れも防げますし、他の事への意識も向けやすくなるので自分たちの負担も軽減されます。
お返しを渡すのは私に行ける範囲であれば夫婦2人で直接感謝の言葉を伝えると同時にお返しを持参するのが気持ちも伝わります。
遠方の親戚や友人には事前に品物を贈る事を伝え、受け取れる日時をあらかじめ確認しておくのが無難です。
例えば忙しく他の事に気を取られていてうっかり忘れてしまう事もあるかもしれません。
気がついた時点で出来るだけ早く贈り、お詫びの言葉を添えたお礼状を同封しましょう。この場合も事前に贈った旨とお詫びをしておきましょう。