結婚式に出席する場合の招待状への返信の書き方やマナー
表面の書き方
招待状の返信はがきの表面には、あらかじめ新郎新婦の住所と氏名が書いてあります。氏名の語尾は「行」という表記になっていますので、これを綺麗に二重線で消して「様」に変えましょう。
新郎と新婦の名前が2人分書いてある場合は、「行」は1字のみの表記でも、2人の名前の下にそれぞれ「様」と書いてください。郵便はがきですので、住所や氏名が見やすいように表面はデコレーションをしないようにしましょう。
裏面の書き方
裏面は、まずは御出席の「御」を二重線で消して出席に○をし、「慶んで出席させて頂きます」という文章に変えます。その際は、御芳名の「御芳」、御住所の「御」も忘れずに消しましょう。
また、御欠席という文字は二重線で消します。消した文字は縁起の良い「寿」という文字に変えると、喜びの気持ちが伝わり好印象です。
返信はがきの裏面には、アレルギーの情報を書く欄が設けられていることが多いです。これは新郎新婦が事前に式場に伝え、アレルギー食材が料理に含まれる場合は別のものに変更してもらうためのものです。
追加料金はかからないことがほとんどですので、「自分だけアレルギーの配慮をしてもらうのは迷惑だろうか」と心配する必要はありません。むしろ、結婚式当日に何かトラブルが起きることの方が迷惑となってしまいますので、正直に記載してください。
返信はなるべく早めに出す
結婚式の招待状を頂いたら、期限に関わらずなるべく早めに返信しましょう。「どれくらいの人が結婚式に来てくれるのか、早めに知ることが出来ると有難い」というのが新郎新婦の本音です。
「出席者が予想していた人数よりもはるかに少なかったらどうしよう…」という不安があるのはもちろん、結婚式の費用の見積もりを出すのにも、人数の確定が必要になります。
ただし、その時の気分で適当に返信を出すのは御法度です。一度「出席」で返信を出した後、結婚式の直前に「やっぱり行けません」と言うのは、非常に迷惑がかかってしまいます。
結婚式は、一般的に二週間前までには人数を確定させなければならないケースが多く、それ以降はキャンセルが出来ません。そのため、欠席者分の料理や引出物が用意され、費用も余分に支払うことになってしまうのです。
結婚式に欠席する場合の招待状への返信の書き方やマナー
受け取る側の立場に立つ
表面は、出席する場合の返信はがきと同様に「行」を消して「様」に変更します。そして裏面は、御出席という文字と御欠席の「御」を消して欠席に○をつけ、「残念ながら欠席させて頂きます」という文章に変えましょう。
欠席に○をするだけでも良いのですが、できる限り出席できずに残念だという気持ちが伝わるような返信をすると、評価も上がります。この際は自分が受け取る立場になって考えると、欠席でも印象の良い返信ができます。