博多弁のかわいい言葉やフレーズ♡
好かん
これはとても有名な方言なので、聞いたことがある方も多いかもしれませんが、博多弁では「嫌い」のことを「好かん」と言います。嫌いという意思を伝える時に、不思議と「嫌い」というストレートな言葉を使わないだけで、優しく聞こえますね。
反対に本当は好きなくせに「もぉ、好かんっ」と言う博多弁女子は、方言好きな男性からすると「萌え」の対象のようです。ちなみに、みんなから嫌われて無視される「総スカン」という言葉は「総好かん」が元となっています。
いっちょんわからん
標準語でいうと「ぜんぜんわからない」という意味になる「いっちょんわからん」は、代表的なかわいい博多弁の一つです。
困ったように口をとがらせて「いっちょんわからん」という博多の女性に、男性はついキュンとしてしまいます。「いっちょんわからんけん、教えて?」と甘えられたら、なんでも教えてあげたくなってしまうという声もあるほどです。
◯◯とーと?
「◯◯した?」「◯◯している?」という意味の博多弁です。「これ、使っとーと?」「なんしとーと?」という風に使います。何かを聞く時に甘えたように伸ばす「とーと」が可愛いと、男性から非常に人気のある博多弁です。
ちなみに、「取ってある?」という言葉は「とっとーと?」になります。普段、博多弁を喋らない人が聞くと「と」ばかりでなんだか面白く聞こえますが、福岡の人はよく使う言葉です。
◯◯っちゃん
標準語でいうと「◯◯なんだよね」というニュアンスに近い言葉です。「どうにかせないかんっちゃんね」などと使います。
博多弁らしい「◯◯たい」も全く同じように使え、「どうにかせないかんたいね」でも全く同じ意味になります。
同じ用法で使える言葉ですが、女性が使うには響きが可愛らしく、同時に元気な印象もある「ちゃん」の方が男性人気は高いようです。
福岡の女性に「これ欲しいっちゃんね」とおねだりされたら「断れない!」という男性の声もあります。
ばってん
これは「だけど」という意味の方言です。実は厳密には博多弁ではない言葉なのですが、福岡の人はよく使います。
「急いだばってん、間に合わんかった」と接続詞のように使ったり、「あの人は遊び人たい」「ばってん、真面目なところもあるとよ」と、他の人が言ったことに反対したい時に言葉の最初につけることで、「だけど」と言う意味にすることもできるのが特徴です。
九州全体でよく使われ、発祥は熊本という説もある言葉ですが、「ばってん」という言葉を聞くと福岡を連想する人がほとんどでしょう。