名古屋弁のかわいい方言やフレーズ♡
みゃー
名古屋弁と言うと、猫やアニメキャラのように「にゃー」「みゃー」と言っているかわいいイメージがあります。
そんな名古屋弁で最初に紹介する「みゃー」は「〜したらどう?」「〜したらいいよ」と提案するときに使われる語尾です。「宿題早くやりみゃー」「雨だから傘を持って行きみゃー」という風に使います。また、例外的にですが「うまい」の「まい」を名古屋弁訛りにして、「うみゃー」という使い方をすることもあります。
ちなみに、テレビやネットなどで「名古屋の人はエビフライをえびふりゃーと言う」という話が広まって、名古屋といえばえびふりゃーというイメージがある方も多いようですが、現実には「えびふりゃー」という言葉を使う愛知県民はいないので注意が必要です。
でら
日本語は「とても」と強調する言葉に対して、方言のバリエーションが多くありますが、名古屋弁で「とても」を表すのは「でら」という言葉になります。
「でらうみゃー」「でら寒い」など、名古屋の人は何にでも「でら」をつけて喋ります。ちなみに、そんな名古屋弁では「寒い」は「さむい」ではなく「さぶい」と発音するようです。また、より意味を強調して使いたい場合は、「でら」を「でぇ〜ら」と溜めて大げさに発音します。
ずっこい
「ずっこい」は「ずるい」を意味する名古屋弁です。これは「ずるっこい」を省略した言葉というのが通説のようです。
使用例としては、ずるをした人を「ずっこい人」と評価したり、相手を羨む時に「いいな、ずっこい」と使ったりします。関連して、同じ意味で「こすい」「こっすい」も使われますが、こちらは「ずっこい」に比べると、相手のずるをより真剣に避難するニュアンスがあります。
ちんちん
知っている方も多いと思いますが、名古屋弁で「ちんちん」と言うと下ネタ的な意味ではなく「熱い」という意味です。「ちんちんのお茶」などという風に使います。これは鉄瓶でお湯を沸かした時、蓋が蒸気で踊ってチンチンと音を立てることが由来と言われています。
熱さの度合いによって言い方が変わり、「ちんちん」「あっちんちん」「ちんちこちん」の順で意味合いが強くなります。
なぁにぃ?
名古屋弁で「どうしたの?」と問いかけるときに使う言葉です。「なぁにぃ?そんなに急いで」のように使います。
標準語の「なに」のように語尾を下げるのではなく、「にぃ」に向かって上がっていくようなイントネーションで発音します。
言い方によっては凄んでいるような、強い印象を与えがちな方言ですが、女性らしい可愛い言い方で「なぁにぃ?」と聞かれるとキュンとしてしまうという男性は多いようです。