東北弁のかわいい方言やフレーズ♡
めんこい
「めんこい」とは、東北弁で「可愛い」という意味を表します。使用例としては、女性や動物などを褒めるときに「めんこいねぇ」と使うのが一般的です。これは結構有名なので、知っている方も多いのではないでしょうか。
また、東北は秋田出身のモデルの佐々木希さんをはじめ、美人の産地と言われており、「めんこい」女子がたくさんいることでも知られています。
また、青森には「お気に入りの子」という意味で「めんこ」「めんこちゃん」という言葉もあります。これは「あの子は先生のめんこだから」などと贔屓されている人をひがむ時に言ったり、アイドルなどのいわゆる「推しメン」を、「俺のめんこちゃんはこの子」という風に使ったりもします。
んだ
「んだ」は東北地方全体でよく使われる言葉です。標準語では「そうだ」という意味になるので、質問されたことを肯定したい時などに「んだ」と返事したりします。
また、標準語でいうと「うん、うん」や「そうか、そうか」というニュアンスの相槌として、「んだ、んだ」といったように会話の中で使ったりします。ちなみに否定形は「んね」や「んでね」となり、こちらも東北ではよく使われる言葉です。
ねぶてぇ
これは「眠たい」という意味の東北弁です。眠たがっている女性は可愛らしいので、素朴な東北弁で「もうねぶてぇ」と訴えられたら、男性はキュンとしてしまうのではないでしょうか。
ちなみに、有名な青森のねぶたまつりの名前は、この「ねぶてぇ」という言葉からきています。眩しいくらいにねぶたを光らせており、眠気とは一見関係なく思えるねぶたまつりですが、実は「賑やかな祭りで、夏の忙しい時期にやってくる眠気を追い払おう!」という意図から始まったお祭りだそうです。
んだらばね
直訳すると「それならね」という意味の言葉ですが、東北弁ではこれを主に「さようなら」と同じ、別れの挨拶として使います。
東北のローカルテレビやラジオ番組では、「んだらばね」を締め挨拶にして、東北らしさをアピールしているものが多くあります。そのため、「それじゃあね」と軽く別れる際に使える、東北らしい素朴な挨拶と言えます。
おめでどさまな
「おめでどさまな」は「おめでとう」という意味の東北弁です。身近な人に祝い事があるとき、「おめでどさまな」と言って祝います。東北弁はこのように、「たちつてと」が「だぢづでど」と訛るのも、特徴の一つです。
このように、「おめでとう」に「さま」をつけるだけで、相手を敬っている気持ちや、お祝いの気持ちがより伝わる、素朴で感じのいい言葉になります。同じように「ありがとう」に「さま」をつけた「ありがどさまな」という言葉も東北ではよく使われます。