鹿児島のかわいい方言やフレーズ♡
んだもしたん
鹿児島弁のかわいい方言として最初に紹介するのは、日本語として珍しい、「ん」から始まる「んだもしたん」という言葉です。
意味としては「あらまあ」「なんだって」といったものになっており、驚きや感動を表す時にとっさに出る、掛け声のような言葉として使います。
フレーズごとに区切って解説すると「んだ」が「あら」、「も」が「もう」、「したん」が「知らない」という意味となります。とても珍しい響きの言葉なので、一度耳にすると忘れられない鹿児島の方言です。
ダイヤレ
標準語では聞きなれない言葉ですが、鹿児島の方言では「ダイヤレ」という言葉一つで「晩酌をして疲れを取る」という意味を表します。
「ダレ」が「疲れ」、「ヤメ」が「やめる」を表すと言われており、直訳すると「疲れるのをやめる」という意味となります。
鹿児島といえば芋焼酎が有名で、鹿児島の人は男女問わずお酒に強い人が多いです。また、お酒の消費量が多いという県民性があります。そんなお酒が好きな鹿児島県らしい、特徴的な方言と言えるでしょう。
わっぜ
「わっぜ」は「とても」という意味で、鹿児島県の観光キャッチコピーである「わっぜか!鹿児島」にも使われる、とてもポピュラーな方言です。
ちなみに「わっぜか」は「わっぜ」よりも意味が強く「ものすごい」というニュアンスなので、キャッチコピーは「ものすごい!鹿児島」という意味になります。
日常会話の中でも世代を問わず、「わっぜかわいい」「わっぜ安い」など、様々な使い方で頻繁に聞く機会が多いです。
チェスト!
ドラマやアニメなどで耳にする機会が多く、「どういう意味だろう?」と疑問に思っている人も多そうな「チェスト!」という言葉は、実は鹿児島の方言です。
英語で胸部を意味する「チェスト」とは全く関係なく、「強くするぞ!」が鹿児島風に訛った言葉、あるいは薩摩藩を中心とした剣術の教えである「知恵を捨てよ」が短くなった言葉とも言われています。
一般的には武道や喧嘩などで、相手にかかっていく前に自分で気合いを入れるために言う言葉です。また、演説などを聞いていて高揚した観客が「チェスト!」と叫んだり、スポーツの応援で選手に向かって「チェスト!」と言うこともあります。この場合は「そうだ!」や「頑張れ!」という意味の掛け声となります。
げんなか
これは恥ずかしい時や、照れた時に言う鹿児島の方言です。「芸がない」が短くなった言葉と言われ、他に「げんね」「げんない」も同じ意味で使われます。
褒め言葉に「げんなか」と謙虚に照れる鹿児島の女性に、キュンとしてしまう男性も多いのではないでしょうか。